私は1級フットケアワーカーです。ペコリ!
どんな事をするのかといいますと、厚くなった爪を削り切って整え、巻き爪やタコ・魚の目の処置をします。巻き爪で困っている人は非常に多いです。
巻き爪はすこーし削り圧を逃がしてあげて、刺さっている部分にコットンを入れると痛みが和らぎます。大体が痛いためその部分をカットしてしまうので、さらに巻いて来るという悪循環が始まります。まずは伸ばし続けることが大切になりますが介入しないと無理ですね。
魚の目は芯があるためその部分が圧迫されて痛みが生じます。芯を取り除かなければいつまでの痛みが続きます。
ぜひフットケアワーカーに相談することをお勧めします。
うつ病で退職してから使用する器具一式を物置にしまっていた。もう関わる事はないし使うこ事もない・・見ると煩わしさ感じます。いつ捨てようかと思いながらほったらかしでした。
老健に異動すると、やっぱりすごい爪が居た。誰も手を付けれない状態です。
そのままじゃ駄目でしょう!けれど出しゃばらないように我慢した。
ある日、布団にひっかかり小指の爪が抜けてしまった方がいました。
「あれ爪が抜けてしまったよ」と、その爪をポイっと渡された。『もー無理!』ケア開始です。
物置から器具を出し施設に持って行き、それからガンガン肥厚爪を削り整えた。
スタッフは何が始まるのかと興味津々です。多分見たことが無くフットケアの必要性を感じていないと思います。世間一般がそうですから仕方ないですね。
入院している患者ですら病気は診るが、足の対する関心は低いです。かつての自分もそうでした。
医療センター全体で定期的に持ち回りで発表があります。今回は老健の発表でしたので”フットケアを実施しませんか”と題し皆さんの前でお話しする機会を得ました。
いろいろな爪を紹介しケアー実施前と実施後の写真を見てもらい、発表の最後に「私は後5年もすれば退職します。ぜひお伝えしたいので一緒にやりませんか?」と問いかけて終了した。興味を持ってくれた方が数人おり医師の指示のもとで実施することができるようです。
しばらくは、外来で一人でも足の悩みが解決できるように尽力しようっかな🥰
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