十年前に小さな診療所が大きな医療センターに変わる時、建設に携わった医師が言っていました。
「老健と医療センターが協力して行く事を想定し、ステーションを隣同士にしたい。そうすれば夜勤者は二人と二人でトータル4人になる。これは大きな戦力だ!」
でも実際に老健が立ち上がると、そう簡単ではなかった。
老健の夜勤は介護士が二人で行う事が多いので、どうしても早朝の経管栄養(鼻から管で栄養を入れる)やインスリン注射、体調不良者が出た時など看護師の手が必要となります。何かにと医療センターにお願いすることが多いので、医療センター看護師からは苦情や愚痴が聞こえて来ました。
いろいろなことがありました・・・何故か医療センターに遠慮する多く、老健は”目の上のたんこぶ”なの?(いらない物。不要な存在)と感じたものです
再び老健に戻ってやり甲斐を感じる中、現在も医療センターとの関係は変わっていなかった。
むしろ悪化!!
驚いたのは入院している患者さんの入浴を介護士が担っていたことです。
「やってあげているんだから、患者の入浴は老健に任せよう」となった様です。
えー😱 ・・だって入院しているんですよ。病名や治療内容も分からない状態で風呂に入れろって無謀です。ましてや気管切開している方も居ました。
入浴は全身状態を観察できる唯一の機会です。なぜ看護師がやらないのか納得できません。看護業務を放棄していると感じた。
まずは確認しよう!!
「なぜ入院患者を老健で入浴させているんですか?なぜ看護師がやらないんですか?」と率直に質問した。
返事は看護業務が多忙のため業務改善だそうです。「そうなんですね。」と答えました。
後から介護士から「よくぞ質問してくれた」と嬉しそうにしていたので、やっぱり皆んなも思っていたけど言えなかったんだと理解しました。なんか”理不尽”という言葉が頭をよぎりました。
質問はしたので次回は意見を述べさせて頂きます。
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